ニュース
ニュース
2008/11/05
海の向こうからチェンジの風が吹いてくる 簗瀬進参院国対委員長が会見で




 簗瀬進参院国会対策委員長は、5日午後の記者会見で、今後の国会の対応について語った。

 はじめに、来週の火曜日以降に参議院の全委員会を開催し、各大臣の所信を聴取する意向を明らかにし、「様々な問題点が各委員会にある。厚生労働や外交防衛委員会をはじめ、しっかりと厳しく追及していくことを指示した」と報告した。

 また、田母神・前航空幕僚長の論文問題は「現在の外交防衛委員会の案件である、補給支援法の実施をする自衛隊の中枢部から出た大変な問題である」として、この法案の審議の中で扱わねばならないと述べた。

 金融機能強化法改正案については、急いで結論を出さねばならない部分と、拙速に結論を出して国民の貴重な税金を無駄にしてはならない部分があるとして、「特に資本注入を税金を使ってやるとなれば、多方面にわたる検討が必要」との見解を述べた上で、「引き延ばしは考えていないが、必要なものについては、国会の責任としてしっかりと(審議を)やっていく」と語った。

 また、アメリカ大統領選でオバマ氏が当選確実となっていることについての所感を問われると、「海の向こうから大きな『CHANGE』の風が日本にも吹いてくるなという感じがする」と答えた。

 政治の流れを変えていくのは国民の一票であるという民主主義の長所が明確に表れているという認識を示し、「閉塞状況を乗り越えるための大きな切り札を我々に見せてくれた。願わくば、日本の国民の皆さんも主権者の一票(の重み)をしっかりかみしめて、『CHANGE』の風を日本に吹かせてほしい」と求めた。
記事を印刷する