2008/11/11
麻生内閣の迷走・無策による政治空白を厳しく批判
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菅直人代表代行は11日の常任幹事会で挨拶、「政局より政策」「景気対策を最優先」と言いながら景気対策を実行できないでいる麻生首相の政治姿勢について、「麻生政権の自己否定であり、日本政治の最大の問題だ」と批判したうえ、景気対策を実行するための第2次補正予算案を今国会に提出せず、来年1月の通常国会まで先送りした場合には、「2ヵ月も空白ができることになる」として、麻生政権の打倒を目指す考えを明らかにした。
挨拶の中で、菅代表代行は「10月30日に麻生首相が追加経済対策を発表し、それを理由に衆議院解散・総選挙を先送りしてから2週間経ったが、第2次補正予算案の目玉とされている定額給付金の問題も解決されていないし、その他の対策も何一つ実行されていない。この2週間は麻生政権の空白そのものだ。もし第2次補正予算案が今月いっぱいに国会に提出されず、さらに1月まで出されなかったならば、2ヵ月も空白ができることになる。麻生内閣ができてから1カ月余り経ったが、麻生内閣のもとでは日本の政治は機能しない」と述べた。
それに関連し、鳩山由紀夫幹事長は麻生内閣の現状について「選挙管理内閣という役割を自ら放棄し、衆議院解散を先送りしたものの、追加経済対策では定額給付金も道路特定財源の一般財源化もまとめられない。これほどひどい閣内不統一は見たことがない」と厳しく批判。「麻生内閣は早晩持たなくなる」という小沢一郎代表の指摘の通り、解散・総選挙に向けて麻生政権を追い込み、選挙準備を着々と進めていく方針を示し、了承された。
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