2008/11/16
麻生首相の「とにかく早く国会を閉じよう」との発想は国民軽視・国民無視 鳩山幹事長批判
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鳩山由紀夫幹事長は16日昼、高知県高知市内で記者団から、終了したG20金融サミットの評価についての記者団から問われ、「麻生総理が、日本がかつて金融危機を経験したことを今回の金融サミットに生かしたいと思い、努力をしたことは評価するが、結果として現実に機能するかが心配であり、来年3月(に再度開催し、そこで検証する)という話では、結論が遅すぎる」と話し、もっと日本として努力をするべきとの感想を述べた。
また、麻生首相が解散は先送りする方向との意向を漏らしたことに対しては、「なぜ、2次補正予算を出さないのか。本来ならば、臨時国会中に打ち出した経済対策ならば、今国会中に処理するべきだが、(そのいい加減さを野党に指摘されることが嫌で)出してこないのはあまりにみっともない。とにかく国会を早く閉じてしまおうとする発想は、国民軽視であり国民無視であり、党利党略以外の何物でもない」と麻生首相の姿勢を厳しく批判した。
信頼される政権を一刻も早く打ち立てなくてはならないとの認識を示した鳩山幹事長は、「国民に信を問うことが総理大臣の最大の責務である。先送りは逃げである」と指摘し、閣僚間も前代未聞のまとまりのなさを呈している現状を問題視するとともに、一刻も早く退陣するべきだと重ねて語った。
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