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2008/11/14
すばらしい本来の熊野を取り戻すためにも「変えなアカン!」 石井副代表、たまき・和歌山3区総支部長




 石井一副代表は14日夜、和歌山県田辺市内で行われた「たまき公良と若者の集い」に出席し、たまき公良・和歌山県第3区総支部長とともに、政権を交代して国民の生活を守らなければならないと訴えた。

 集会ではまず、たまき公良後援会青年部長の谷口和樹田辺市議会議員が挨拶。正規雇用者数の減少など、現在の若者が置かれた厳しい現状を説明しながら、状況打開のためには「国民の生活を第一」に掲げる民主党政権の実現が必要であると、支援を訴えた。

 続いて登壇した石井副代表は、「経済的にも政治的にも間違った政治を行った政権にNO!という意思を示した」米国大統領選の動きを例に、格差が拡大し若者が夢を持てない「今の日本の政治をどうしても変えなアカン」と強調。

 また、後期高齢者医療制度についても、「これまで社会に貢献し、がんばって働いてきたからこそ体が悪くなる。そのときに一番大事にしてあげなければならないのが政治の役割である」として、後期高齢者医療制度は即刻廃止しなければならないと指摘した。定額給付金についても、現在の財政状況を踏まえ、「大きな借金を抱えて不安に思っているときに選挙が近いからとお金をばら撒いて国民が喜ぶのか」とし、制度設計に迷走を深めた政府の動きについても厳しく断罪した。

 さらに、先日一緒にたまき総支部長と和歌山県第3区内を遊説したときに変化の兆しが見えてきたとの認識を示した石井副代表は、「今度こそ、この国の政権を交代して、政権が変わるとはどういうことか見てほしい」と聴衆に呼びかけ、強く政権交代を訴えた。

 たまき総支部長は、遊説して有権者の方と意見交換する中で、農林水産業がガタガタになっている状況を何とか変えてほしいという訴えを連日受け止めていると紹介。「税金のムダ遣いを一掃し、若者が夢を持って生活できる社会にするためには、政治を変えなアカン!」と政権交代の必要性を強く訴えた。

 また、「今、熊野の神々が怒っているのではないか」と問題を提起し、自身が熊野古道を世界遺産にするために活動してきたことを踏まえて「ユネスコが熊野を世界遺産にする際に最も評価したのが、すべての人々を受け入れ救うという平等の精神だった」と紹介。格差が拡大し、疲弊していく地域の現状を放置する自公政治の現状を批判し、「すばらしい本来の熊野の姿を取り戻すことが私の使命」として、産業や雇用に関する地域創造の施策案を紹介した。

 たまき総支部長はさらに、「今こそ、現場を知り、国民の生活を感じることのできる政治が求められている。この3区が変わらなければ、日本は変わらない」として、一層の支援を求めた。

 最後に、参加者全員の「変えなアカン!」コールで集会を締めくくった。

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