2008/11/18
スウェーデン元財務大臣迎え、教育問題に関して意見交換
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党本部で18日、スウェーデン社会民主労働党のペール・ヌーデル元財務大臣の訪問を受け、『次の内閣』ネクスト文部科学副大臣の林久美子参議院議員、前ネクスト文部科学大臣の鈴木寛参議院議員は、教育問題について意見交換を行った。
冒頭、ヌーデル議員は感謝の意を表し、野党第一党として、与党の教育政策をどう考えるかとの質問に林議員は、「コンクリートから人への投資」が必要と述べ、日本の税金の使い方について、公共事業に多く使われ、教育への配分が低いと説明した。
ヌーデル議員から、民主党が政権交代実現後、教育への財源をどのように確保するのかと質問があったのに対し、鈴木議員は、日本はいまだに公共事業への投資がGDPの5%(小泉政権時は約7%)である一方、OECD加盟諸国の平均は3〜4%であると指摘。財源の確保については、公共事業への投資をOECD加盟諸国の水準まで下げることで、残りの財源を教育や医療へ振り分けられると解説した。
また、鈴木議員は、官僚政治によるムダを削減することより、教育への配分が十分可能であると付け加えた。
今回のヌーデル議員の訪問は、今後のヨーロッパにおける教育政策の展開のための視察の一環であり、民主党との意見交換について大変有意義であったとの見解が示された。
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