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2008/11/25
民主、自民幹事長・国対委員長会談 第2次補正予算案の国会提出時期を議論


 鳩山幹事長は25日夕、国会内で、第2次補正予算案の国会提出時期をめぐり、自民党との幹事長・国対委員長会談に臨んだ。会談では第2次補正予算案の今国会提出を見送り、来年の通常国会を早い時期に召集してそこで提出するとの結論が与党側から伝えられ、民主党側はとても了承できないとして再考を求め、返答を持ち帰った。会談には、山岡賢次国会対策委員長が同席した。

 鳩山幹事長は終了後に記者団に、会談では、第2次補正予算案は今国会に出さず、極めて早い時期に召集したうえで来年の通常国会で提出したいとする与党執行部が出した結論が示され、その理由として、数兆円の減額補正と一緒に出す関係で今国会では間に合わないためだとの説明があったと語った。

 鳩山幹事長は「国民の皆さんへの約束として麻生総理が景気対策を打ち上げた。しかし待てど暮らせど全く音沙汰なし、景気対策を何もやらないで年を越す話になれば、中小企業もご家庭の方々も困る」と指摘、10月に発表しながら、1カ月経っても間に合わないという話であれば、もともと今国会中に出すつもりはなかったのだろうという認識を述べた。

 「景気対策を打ち上げておきながら、国民の皆さんをだますつもりだった。大変失礼な話だ」と与党の対応に厳しい見方を示した。そのうえで、党首会談において小沢代表が麻生首相に国民への約束を守れと強く申し入れた通りであり、2次補正を出さないことはとても了承できないとして再考を強く求め、答えを持ち帰ったと説明した。

 今国会の対応については「当然緊張感は高まる」と表明、新テロ対策特別措置法改正案や金融機能強化法案などの大きな議論は残っており、国民への約束を守るためにも審議を続けるべきと指摘。補正予算案を出さないとして国会を閉じようという態度は許されないとして、補正予算案の提出も含め厳しく対処し、提出を見送る場合は民主党としての景気対策、経済対策を法案として提出することも視野に入れて行動すると語った。
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