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2008/11/24
「解散先送りはチャンス」岡田副代表 福井1区笹木議員、3区・松宮総支部長と訴える




 岡田克也副代表は24日、福井県を訪れ、福井市内では、福井1区の笹木竜三衆議院議員(福井県連代表)とともに2会場での演説会と街頭演説、越前市内では松宮いさお・福井県第3区総支部長(前衆議院議員)とともに2カ所で街頭演説を行うなど、福井県内合計5カ所を精力的に回り民主党への支援を訴えた。 

 岡田副代表は冒頭、「解散が延びたことは、けしからんことではあるが、チャンスでもある。しかし、解散は自民党の都合のいい時期に行われる。活動を緩めることなく継続して行ってほしい」と述べ、政党活動に引き続き力を注いでほしいと支持者を引き締めた。

 演説では「3年前の郵政選挙の結果、国民生活はどうなったのか、障害者自立支援法や後期高齢者医療制度が強行採決され、弱い立場の方々に悪影響を及ぼす事態になっている。このままの政治を続けて行って良いのか。今こそ変えるべきものを変えていかなければならない」と訴えた。

 また、麻生首相が第2次補正予算案を臨時国会に提出しない方針を示していることには「『政局より政策』と言ってきたのは何だったのか。具体的な景気対策として発表したにもかかわらず、その裏付けとなる予算が数カ月たっても出てこないのは、政府としての体をなしていない」と指摘。

 最後に、岡田副代表が実際に触れた「オバマ大統領」実現の経緯を語り、「アメリカを変える、自分たちが変えるという思いで投票所に足を運び、選挙による大胆な政権交代を実現できた」ことに学び、「誰かが変えてくれるものではなく、一人ひとりが本気になれば政治は変わる。オバマを選んだ人たちのように、自分たちが本気になって政治を変えよう。政権交代のある日本を実現しよう」と強く訴えた。さらに、「政権を獲得した民主党にも政権交代が必要な時期が必ず来る。これこそが二大政党だ」とも述べた。

 笹木県連代表は、郵政改革の失敗、年金の不正問題、介護など社会保障制度の改革の先送りなどに触れ、福井1区、2区、3区すべての選挙区で「福井から政権交代を成し遂げよう」と訴えた。

 松宮いさお3区総支部長は、年金・医療・介護の問題、政治の劣化、社会の閉塞感などに触れる一方、日本にはまだまだ底力があることを強調。政権交代を果たすことにより、政治による日本改革、地方再生を果たそうと訴えた。
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