2008/11/26
党首討論では民主党の経済対策示し、政府との違いを示していく 熊本で小沢代表
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小沢一郎代表は26日午前、熊本県菊池郡菊陽町のごとう英友・熊本県第3区総支部長の事務所を訪問。スタッフらに対して日ごろの活動をねぎらうとともに、次期衆議院総選挙に向けてより一層の奮闘を求め、激励した。
小沢代表は、事務所内で記者団の質問を受け、今回の熊本訪問について、熊本はどうしても1、2、3区で勝利しなければならないとして、総選挙におけるその意義を強調。「西の方は従来から民主党の基盤は弱い」と前置きしたうえで、しかし、熊本県をはじめとする多くの都道府県で自民党政治に対する不満、批判が広がり、参議院選挙では民主党議員が議席を獲得し、民主党の大躍進に繋がったとの見解を述べた。
「この流れは次期衆議院選挙においても変わらないと思う」と続け、地方では特に、雇用の不安、就職難など国民生活は厳しくなっているとして、根本的に政治を変える必要があると強調。オバマ次期米国大統領の主張と同様に「この国の政治、行政の在り方をチェンジ、変えることによってのみしか回復の道はない。国民の皆さんと一緒に国民生活に目を向けた政治体制をつくりたい」と語った。
小沢代表はまた、就任当初は解散するつもりだった麻生首相が、自民党の都合や金融危機、景気後退に遭遇し、景気対策を理由に解散・総選挙を先送りしたことに言及。そうであるならばなおさら、追加の経済対策の裏づけとなる第2次補正予算案の提出が欠かせないとの認識を示し、それを見送った政府・与党の姿勢を「国民への背信行為が明らかになった」と指弾した。
そのうえで、麻生首相に対しては、自身の言葉通りに国民の皆さんのための経済対策の実行に向け、予算案を提出してほしいと重ねて要求。また、民主党としても経済対策案をとりまとめていることにも触れ、28日の開催が決まった党首討論において、国民の皆さんに民主党の政策との違いを示せるよう、もう一度麻生首相を質していく考えを述べた。
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