2008/12/01
国民の声を無視した政権維持は日本の政治の危機 石井副代表、講演で
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石井一副代表は1日夕、第3期民主党秘書研修プログラム開講式で、解散総選挙の見通しや情勢調査などについて講演した。
石井副代表はこの中で、これからの持久戦に耐えうる体制を作り、各候補者が小選挙区で勝利することがいかに重要であるかを語り、次期衆議院総選挙について「これまでにない歴史的な意義がある」という認識を示した。
その理由として日本の民主主義制度の「失われた15年」に言及。野党第1党が過半数を取るだけの候補者を立てなかったために、選挙前から自民党政権が決まっていた中選挙区制から、与野党のバランスがとれる制度に変わったものの、この15年、選挙で野党が勝っても、自民党が「何でもあり」で政権にしがみついてきたと指摘した。
石井副代表はその上で「国民の声が無視された中で、政権が維持されるようなことを繰り返していては、日本の政治・民主主義は壊されてしまう」と強調、この認識に立って政治と宗教や世襲などの問題に取り組み、与党の追及を続ける考えを述べた。
また「今度ほど、国民から見ても分かりやすい、民主主義の展開を示せる、これほど意義ある選挙というものは、過去一回もなかったし、これからもないだろう」と表明。今や自民党はプライドも政策もなく、首相もこれ以上変えることができないため、千載一遇のチャンスが巡ってきているという見解を示し、民主党への支持をいっそう拡げることが政権交代につながり、この国を良くすることにもつながると指摘した。
研修プログラムは、間近に迫る政権交代に向けて、秘書の能力向上と結束を図ることを目的として開講され、衆参合同の開催は3期目となる。今期も政策・実務・教養など様々な分野の研修が実施される予定。
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