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2008/12/08
小沢代表、山尾・愛知7区総支部長、政権交代への決意を表明




 小沢一郎代表は8日夜、名古屋市内で行われた、愛知県第7区の山尾しおり総支部長主催の集会に出席。「国民の生活が第一」の政治の実現に向けて民主党への支援を求めるとともに政権交代に懸ける決意を表明した。

 小沢代表は、山尾総支部長について、検事という職業柄、話にくい人物かと心配したと明かし、実際に会ってみたところ気さくで優しく明るい人物だったと紹介した。

 自公政権については、「選挙よりも経済対策、景気対策」と言いながら言葉だけで、肝心な金融危機対策はいつまでたっても出てこないと指摘。その現状への国民の怒りが内閣支持率の急落に表れていると分析した。当初は経済対策を求めていた国民も、何もしないのなら解散・総選挙を行うべきだとする声が5〜6割に達しているとして、大企業、中小企業と、12月に入って日毎に解雇、首切りが進む中、「今の政権は一体何をしているんだ」という国民の声はどんどん大きくなっていくだろうとの見解を示した。

 マスコミはよく「解散・総選挙に追い込む秘策は」と質問するが、「テクニカルな話ではない」とも分析。国民の生活、不景気をどうするのか、まじめにやれという国民の大きな声によって「退陣になるか、解散・総選挙になるかわからないが、いずれにしても主権者の判断をそろそろ聞くべきだという声が必ずもっと大きくなり、それを無視できない状況になる」との見方を小沢代表が述べると、会場からは賛同の拍手が沸き起こった。

 山尾総支部長は、「小沢代表には1日50回は皆さんの前で訴えなさいと言われたが、50回はなかなか難しい」と日常の政治活動での本音を漏らしつつも、その中での2つの出会いを紹介。第一には「民主党が政権をとったら安心して医療、年金を受けられるようにする」と演説し、山尾総支部長が握手を求めた手をはたき、「早くやってもらわないともう間に合わない」と、夫と仕事も失ったと悲痛な叫びを上げた80歳過ぎのおばあさんの話を語った。

 また、「ポスターに映っているから芸能人?」と声をかけてきて、「命や暮らしを守るためにルールを作る人になりたい」との山尾総支部長の言葉に共鳴し、通りかかる人々に「この人は命を守ってくれる人なんだよ」と応援してくれた小学生の話も紹介。「今の麻生政権にはこのような声が届いているようには見えない」と指摘し、「幸いにも私はその声を聞いた。絶対にその声に応えたい」と決意を表明した。

 パーティーにはこのほか、県連代表の伴野豊衆議院議員をはじめ、赤松広隆選挙対策委員長、谷岡郁子参院議員が応援に駆けつけ、政権交代に向けて結束を固めた。
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