ニュース
ニュース
2008/12/12
政権奪取に向け一致団結を呼びかけ 参院総会で輿石会長




 国会内で12日午前、参議院本会議を前に、民主党・新緑風会・国民新・日本の参議院議員総会が開かれ、冒頭に輿石東参議院会長(代表代行)が挨拶。終盤国会にあたり、政権奪取に向け一致団結を呼びかけた。

 輿石会長は、本日の本会議で採決となる金融機能強化法改正案、テロ対策補給支援特措法改正案をめぐり、外交防衛委員会、財政金融委員会の理事や委員長にこれまでの労をねぎらうとともに、本会議で意思が表明されるだろうと確信していると述べた。

 そのうえで、会期末まで2週間、1月5日からは通常国会という状況の中で、「この国会をどういうかたちで(会期末の)25日を迎えるかが終盤国会の最大の課題である」との認識を明示。とりわけ、日に日に深刻化する雇用問題に対しても国民の皆さんの要望に応えられるような意思表示をしていく必要性を強調した。

 また、「1月5日に通常国会を迎えるにあたって、戦闘態勢をつくっていかなければならない」として、各議員の委員会の配属、理事、常任委員長等の選任をしていかなければならいと表明。「麻生首相が消費税を3年後に引き上げると明言しても従わないような内閣でいつまでもつのか、もたせるのか、という国民の皆さんの声もある。だからこそ、民主党の出方が鍵を握る」とも述べ、「政権を獲る、解散に追い込む」との思いのもと、「心をひとつに政権を目指すという1点で一致団結してほしい」と呼びかけた。
記事を印刷する