2002/03/25
羽田特別代表、辻元議員問題で与党の疑惑そらしに警告
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25日、民主党の羽田孜特別代表は定例記者会見で、社民党の辻元清美政審会長の元政策秘書の給与をめぐる不正受給疑惑について、「この問題で与党が元気になっているというが、政略的なかけひきの材料にするべきではない」と指摘。いずれにしても当事者・関係政党がきちんと説明し、国会で解明するけじめが不可欠だとの考えを示した。
同時に、鈴木宗男議員の疑惑や加藤紘一議員の問題とは性質を異にするものだと分析した上で、「(疑惑追及の先鋒として)歯切れよくやっていただけに、ご自身の問題もけじめをつけるのがいいのではないか。がんばっていた方だけに、残念に思う面もある」とした。
鈴木、加藤議員の問題については、「自民党を離党したことでけじめをつけたとする認識では国民の意識と相当な乖離がある」と指摘。そもそも、野党が提出した鈴木議員に対する議員辞職勧告決議案をたなざらしにせず、本会議に上程することを求める動議を提出したのに対し、動議を否決した与党の姿勢そのものがわかりにくいと批判した。
辻元議員のけじめのつけ方を記者から問われたのに対して羽田特別代表は「議員を辞職して出直す方がいいのではないか。辻元さんならそれも可能」との見方を示した。
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