2009/01/07
「麻生首相が衆院解散をするまで、戦いを挑み、攻め続ける」 簗瀬参院国対委員長
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簗瀬進参院国会対策委員長は7日午後、国会内で今年初めての定例会見を行い、麻生政権に対して、解散・総選挙に向けた闘いを宣言。5日から開会された今国会での民主党の対応などについて記者団に語った。
はじめに簗瀬委員長は、現在の政治情勢について、「政治的な空白を作っている最大の原因は過去(衆院)と現在(参院)の民意が大きくずれているにも拘らず、麻生首相は衆院での民意を問おうとしないことであり、民主主義に基本的な考えを理解していない」と切り捨てた。
その上で、簗瀬委員長は今国会を最終決戦国会と位置づけ、「麻生首相が衆院の解散を宣言する瞬間まで、与党に対して厳しい戦いを挑み、攻め続けていく」と気を引き締めながら語った。
次に、同日の参院本会議で山下八洲夫議員が行った代表質問について、簗瀬委員長は、「非常に的確な質問であった。特に定額給付金を巡る自民党内部の混乱が現在も続いていることが浮き彫りにされた」と評価。当面、最大の論点となる、政府・与党の第2次補正予算案から定額給付金を削除する民主党の考えに対して国民の皆さんに理解されるものであるとの認識を示した。
それらを踏まえ、簗瀬委員長は、麻生内閣の予算編成について、「政策目的が混乱した中でバラマキを行うことが最大の問題」と批判。さらに、政府・与党は医療費を5年間で1・1兆円削減する一方で、定額給付金というバラマキを行うという矛盾した政策をとり続けていることに、「国民の税金の大きなムダづかいになる。一刻も早く麻生政権には退陣してもらい、我々が自民党政治の流れを変えていく」と述べた。
最後に平成20年度の第2次補正予算および平成21年度本予算を巡る政府・与党との対応について、簗瀬委員長は、「今年は解散・総選挙を一刻も早く行うことが至上命題であることから、様々な状況を踏まえて、相当強い対応も考えていく必要がある」と基本的な考えを述べ、参院予算委員会での論戦に全力を尽くす考えを表した。
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