ニュース
ニュース
2009/01/08
「主権者たる県民の信頼を得て勝利を」小沢代表、島根1区、鳥取1、2区各事務所を激励訪問





事務所スタッフの知人が丹精込めてつくったイチゴ・章姫を「おいしい」と頬張る小沢代表
 小沢一郎代表は8日午後、島根県松江市の小室寿明・島根県第1区総支部、鳥取県米子市の湯原俊二・鳥取県第2区総支部、同鳥取市の奥田保明・同県第1区総支部の各事務所を激励のため訪問。その後、記者団に対して、同日から審議入りした定額給付金をはじめとする平成20年度第2次補正予算案への対応などを語った。

 冒頭、小沢代表は各事務所について、「事務所のボランティアの方々などが正月から一生懸命頑張っている姿を見て、大変心強く、頼もしく思う」と感想を語った。また各事務所の印象として、「大変活気があって、取り組みにも熱心」として、県民の皆さんから民主党への支持を与えてくれると期待していると好感触を持ったとした。そのうえで、「主権者たる県民の信頼を得てこそ勝利できる」と力強く語った。
 
 次に、製造業の派遣契約を禁止する労働者派遣法の改正案について質問を受けた小沢代表は、「小泉改革で経営者に都合の悪い時は何時でもクビにできるよう、企業効率一辺倒で雇用制度を捻じ曲げたことが問題」と冷静に分析。「当面、失業者に手当てする一方で、単に支援に付するだけではなく、基本的な国の政治行政のあり方、雇用に対する考え方や仕組みを根底から変えないといけない」との考えを表した。

 続いて同日、衆院予算委で平成20年度第2次補正予算案が審議入りしたことで、与党側が来週にも衆参両院で補正予算案と今年度本予算の並行審議を行う姿勢を見せていることに、「本予算と補正予算の並行審議は未だかつてやったことがない。そんな無茶苦茶なことまでして行うことは考えられない」と呆れた表情で答えた。中でも第2次補正予算案について、「2兆円のバラマキである定額給付金は国民の7割が反対しているので認められない。他の部分は方向性として補正予算を組むと言っているのだから、国民が反対しているのを強行する意図が皆目わからない」と政府・与党の対応を切り捨てた。

 最後に定額給付金の受け取りを巡り、麻生首相の言動が二転三転していることに、「貰うと言ったり、貰わないと言ったり、あ然とする。首相が一度言ったことをコロコロ変えてしまうわけだから国民の信用がなくなるのは当たり前のこと。理解に苦しむ」と痛烈に批判した。
記事を印刷する