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2009/01/13
【衆院本会議】与党が補正予算・定額給付金を強行可決 細野議員が反対討論




 細野豪志議員は13日夕開かれた衆院本会議で、第2次補正予算案への反対討論に立った。

 このなかで細野議員は、定額給付金について「究極のポピュリズム」と断じ、麻生内閣が国民の支持を失ったのは「顰蹙(ひんしゅく)を買い、その浅はかさを国民に見透かされた」からだと批判した。

 また、公務員の「わたり」を容認する政令について、「政令で国会で議決された法律を覆すなどということがあってはならない。立法府として誇りが問われている」として、自称・自民党内の改革派に行動を呼びかけた。また、麻生首相に、「総理の権限で政令を断固として撤回すべき」と訴えた。

 さらに、定額給付金分の2兆円があれば、「雇用を打ち切られ、住むところをさえ失った人々の声、人手不足と低所得に喘ぐ介護現場の声、子どもたちの命を守るために学校の耐震化を求める地域の声」に応えることができるとして、使途の変更を議論するため補正予算からの分離を求めた。同時に、分離すれば定額給付金以外の部分は、はるかに早く実施でき、景気対策としても有効であると訴え、再考を求めた。

 最後に、細野議員は、「熟議の民主主義に基づく国会、国民の声に応える国会をつくりたい」として、討議を通じて自らの意見や判断が変化することを受け入れることだと訴えた。

 与党の横暴により審議不十分なまま、第2次補正予算案、関連法案は、強行採決された。
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