2009/01/16
参院予算委では3つの論点を中心に充実した質疑行う 簗瀬参院国対委員長
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簗瀬進参議院国会対策委員長は16日午後、国会内で会見を行った。
会見で簗瀬委員長は、予算委員会の理事懇談会において、19、20日の両日に2008年度第2次補正予算案の基本的質疑を行うことが決定したと報告。同委員会では質疑に先立ち第2次補正予算に対する修正案を緊急動議として提出、両案の趣旨説明を行ったうえで質疑に入ることになると述べた。参議院では、15日の国会対策委員長会談で合意した通り、「衆議院ではなされなかった充実した質疑を行う」ため、衆議院より2時間長い10時間50分の質疑時間を確保したと説明。質疑を通じて(1)経済・雇用、(2)官僚の天下り、(3)政治と宗教――の3つの論点を中心に政府・与党を追及していくとした。
また、2009年度本予算案の審議においては、消費税論議が大きな焦点になるだろうとの見解を明示。税制改正法案の附則に11年度からの消費税引き上げを明記するかをめぐる与党内の混乱ぶりを指摘、財務大臣の諮問機関である財政制度等審議会が第2次補正予算案に盛り込んだ約2兆円の定額給付金の撤回を事実上求める意見を表明したことにも言及し、併せて大きな問題になっていくだろうと述べた。
これに関連し、本予算案審議の最大の争点として、道路特定財源の一般財源化のなし崩しに加え、バラマキをしつつ消費税率アップで帳尻を合わせようとするおかしな政策があるとの見解を示し、「政局的にも重大なテーマになるだろう」と指摘、消費税引き上げをめぐる政府・与党の動きを批判した。
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