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2009/01/21
「協力し合いながら経済危機に対処する関係を」米新政権へ鳩山幹事長


 鳩山由紀夫幹事長は21日午前、米国のオバマ新政権の誕生を受けて、「米国の『変わる』意思に対して、日本もできるだけ協力したい」と記者団に語った。

 オバマ大統領の就任については「大いに手腕を発揮していただきたい」と祝意を示した。また、経済が厳しい環境にある中で、米国民が政治を変えることを求め、勇気を持って、いわば自由の象徴としてオバマ氏を大統領に選んだことに心から敬意を示すとした。

 鳩山幹事長は「日米関係が最も重要な二国間関係であることは論を待たない」としたうえ、日米関係を今まで以上に強化する必要があると表明。その形については「お互いの国、国民の皆さんの意思というものを常に描きながら、協力していく姿が大事だ。一辺倒ではなく、むしろ対等のパートナーという形を日本が求めていく大きなチャンスだ」と語った。

 オバマ大統領の「グリーン・ニューディール」構想と、民主党の「環境のニューディール」「安全・安心のニューディール」政策にも言及。両国が協力し合いながら経済の危機に対処していける関係作り、イラク、アフガニスタンに平和を取り戻すための対話の重要性を指摘した。

 民主党から新政権へのアプローチについては、日米関係に精通している関係者と率直に意見交換する機会を築くため、訪米団を組織することを考えたいとした。
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