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2009/01/17
与党にはできない政治を政権交代で実現しよう 幹事長、森山・大阪16区総支部長と街宣




 鳩山由紀夫幹事長は17日午後、大阪府堺市、南海高野線堺東駅前で森山浩行・大阪府第16区総支部長とともに街頭演説会を行った。駅前周辺は通路におさまりきらず階段にまで人があふれる盛況ぶりで、500人を超える支援者や足を止める通行人らが幹事長や総支部長の訴えに耳を傾けた。

 同第16区の大毛幹事長の司会のもと、関本部長をはじめとする議員団の活動報告と民主党への支援の訴えに続いてマイクを握った森山総支部長は、この1年半、総支部内を回ってたくさんの方からお声をいただいていると報告。テレビの報道記者の経験から「まずは、税金のムダ遣いをやめる。徹底的な情報公開で良いことも、悪いことも、表に出してムダを大掃除すること」が重要だと指摘した。

 同時に、現在の連立与党は、その重要性を理解しながらもしがらみがあるために実行に移せないとの見方を示した森山総支部長は、「政権交代で実現しよう。民主党は212兆円の総予算のうち1割に当たる20.5兆円の予算組み換えを約束している」と力説した。また、自治体議員時代の経験を踏まえ、「現場に近いところで物事を決める地方分権」の有益性を訴えるとともに、カンボジアの小学校建設現場で出会った子どもや若者とのエピソードを披露し、「日本の子ども達も笑顔で希望を持って未来を展望できる社会に」と訴え、政権交代後に民主党がそれを実現していく決意を述べた。

 続いて鳩山幹事長は、「私は祖父・鳩山一郎のつくった自由民主党で政治家としてスタートしたが、国民の視線に立った政治を行うため、民主党を結成した。民主党のためではなく、国民のために政権交代を目指す。政治は最高のボランティア。ボランティア精神のかたまりの森山総支部長に力を貸してほしい」と説き、官僚主導の政治・行政を変えることこそが国民全体のためであるとして、政権交代の必要性を訴えた。

 演説会終了後、二人は押し寄せる聴衆のみなさんと順番に握手、写真を撮ったりしてふれあうとともに、民主党への大きな期待感をいただきながら会場を後にした。
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