2009/01/21
予算案の並行審議は憲法体制への破壊的暴挙 簗瀬参院国対委員長が会見で
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簗瀬進参院国会対策委員長は、21日午後の定例記者会見で、参院で第2次補正予算案の審議中であるにもかかわらず、与党側が09年度の本予算案の審議入りを画策していることについて問われ、「憲法は2院制を規定している。我が国の憲政史上かつてなかった暴挙。並行審議は憲法体制を破壊する暴挙」として、認められないとの考えを強調した。
また、参院での補正予算案の採決に関して、経済・雇用の集中審議と参考人質疑、官僚の天下り・「わたり」の集中審議と参考人質疑、政治と宗教の集中審議と参考人質疑が必要であるとして、昨日20日、峰崎直樹予算委員会筆頭理事が正式に申し入れたこと、また、共産党からは定額給付金についての公聴会の開催の要求が出されたことを明らかにした。そのうえで、「これらの審議が行われない段階ではとても採決の状況ではない」とした。
米国オバマ新大統領の就任演説についての質問に、「着実に危機的状況に対して腰を据えて取り組もうと、難局に立ち向かおうと呼びかけたことに感動を覚えた」として、日本でも新自由主義からの脱却、政権交代は歴史的必然だとした。
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