ニュース
ニュース
2009/01/26
次期衆院総選挙で富山3区からアナウンサーの相本芳彦氏の擁立を発表 小沢代表




 小沢一郎代表は26日夕、富山県富山市内で会見を行い、北日本放送アナウンサーの相本芳彦氏を次期衆院総選挙において富山3区での擁立を決めたことを記者団に発表した。

 はじめに、小沢代表は先週、相本氏に次期衆院総選挙において富山3区からの出馬要請を行ったところ快諾を得たこと、さらに富山県連の常任幹事会で相本氏の出馬を満場一致で了承されたことを報告した。

 そのうえで小沢代表は、「本当に素晴らしい候補者を擁立することができ、大変喜んでいる。また心強く感じている」と感想を述べた。

 また小沢代表は、「相本氏が出馬することを決めるに至るまで、大変厳しく難しい決断であった。我々は力を合わせて総選挙に向けて活動し、皆さんのご理解を得て勝利しなければならない」と、気持ちを引き締め、決意を語った。
 
 次に相本氏が、挨拶を行い、「先週、小沢代表からまっすぐなお言葉を頂き、真剣に考えた。自分は何をするべきか、何ができるか、今までやってきたことの成果を出馬という形で出すこともあるのではないかという結論に達した」と、決断を下した心情を語った。

 さらに、「出馬をする以上は絶対に勝利し、何としても政権交代に結び付けたいという気持ちである」と、力強く決意を表明した。

 続いて、他の野党との選挙協力についての質問に対して小沢代表は、「次期衆院選挙に勝利することが最大の目的であり、そのためにはどのような体制をとれば良いか、他の野党の力を全て結集することが必要である」との見解を示し、最終的にどのような形で選挙戦に臨むかは、明日以降直ちに協議した上で、他の野党と支援体制が整うように調整する意向を示した。

 また、立候補の決断に至った最大の理由を問われた相本氏は、「富山3区では出馬に対して様々な方の名前が挙がっているが、根っこは自民党で、選択肢はないことになる。もうひとつの選択肢、政権交代、政権選択に向けての選択肢としての相本と考えて頂きたいとの思いで出馬した」と語った。

 そして、政権交代の重要性として相本氏は、「30年間アナウンサーをしていて今ほど人の心が閉塞していることはない。みんな変わりたいと思っている。その具体的な形が政権交代であり、社会の構造として大きな変革をもたらすことは政治の力であり、その力で社会のお役に立てればと思った」と熱く語った。

 最後に、昨日25日の山形県知事選の結果を受けて勝利の要因と国政に与える影響と政府・与党が第2次補正予算案を同日にも成立させ、今年度本予算の審議を強行する構えを示す中で 民主党としての国会対応を問われた小沢代表は、「山形知事選においては 我々の候補は全くの無名だったが、勝利したことは、現在の自公の政治に対する批判が皆さんの中で強いというひとつの表れだと思う。民主党をはじめ、野党が力を合わせれば勝利することができるという確信を持ったことが大きい」と成果を語った。

 国会運営については 「2兆円の給付金については国民の7割が反対していることから選挙直前のバラマキが政策として良くないと思っており、直近の選挙で選ばれた参院で決められた修正案を衆院でも認められることを望む」と答えた。
記事を印刷する