2000/11/24
「野中発言は国民を愚弄している」菅幹事長が会見で批判
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民主党の菅直人幹事長は24日の定例記者会見で、内閣不信任決議案をめぐり緊迫した1週間を振り返り、「与党からの造反によっては可決の可能性があると見ていたが、できなかったのは極めて残念」と述べ、「野党としては190名の賛同者をきちんとまとめることができた」と野党の結束ぶりを強調した。
また、自民党の野中幹事長が「不信任案を否決したのは、森総理を信任したわけではない」と発言していることについて、「国民を愚弄する極めて許しがたい発言」「与党内で賛成にまわろうとする人たちを、あらゆる手を使って抑えこみ、実際に否決しておきながら、発せられたこの言葉。いったい何を考えているのか」と不快感をあらわにした。
その上で、菅幹事長は「野中氏のこの発言を、次の総理がどうなるかは自分の一言でどうにでもなると誇示しているものと受けとめる」と分析。さらに、「NHKの日曜討論に与野党幹事長が出演する。不信任案の否決はどういう意味をもつか、国民の前で議論したい」と述べ、番組への野中幹事長の出席を求めた。
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