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2009/01/29
両院協議会のあり方への誤認識を参院本会議の代表質問で正していく 輿石参院会長




 輿石東参議院会長は29日午後、国会内で記者会見を行い、両院協議会のあり方、平成20年度第2次補正予算案関連法案の参院での審議入りへの対応について記者団に語った。

 はじめに輿石参院会長は、「昨日の新聞各社の記事を見ると、両院協議会について正しく理解がされていないのではないか」と提起。そのことで国民の皆さんに間違った認識として理解されてしまう可能性があることを示唆すると同時に情報発信するマスコミの恐ろしさ、怖さというものを正していく必要があると、釘を刺した。そして輿石参院会長は明日30日に行われる参院本会議の代表質問でも両院協議会について取り上げていく方針を語った。

 そのうえで、両院協議会のあり方について輿石会長は、「先に行われた両院協議会については、単なるセレモニーではなく、これからの両院協議会のあり方について考える良い機会となった」と感想と評価を語った。

 続いて、輿石参院会長は、平成21年度本予算案に対しても両院協議会で議論する場面があると予測されることから、その際の対応には、「それまでの間に両院協議会のあり方を大いに議論し、次につなげていく」との考えを明らかにした

 最後に、平成20年度第2次補正予算の関連法案を、参院でどのように審議していくかとの質問を受けた輿石参院会長は、「その関連法案を我々が審議できる場所が政府・与党の中で判断できない状態であり、さらに国会日程上、本予算案の審議のため、2次補正関連法案を審議する場所がない状態になっている」と指摘。いたずらに関連法案の審議入りを遅らせている訳ではなく、政府・与党の国会運営に問題があるとの見解を示した。
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