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2009/02/06
「わたり」調査チーム、総務省人事・恩給局からヒアリング




 「わたり」調査チーム(座長:仙谷由人衆議院議員)は6日夕、国会内で会合を開き、総務省人事・恩給局からヒアリングを行った。

 冒頭、仙谷座長は「予算委員会の審議でも徐々に明らかになっているが、実態としての再就職をどのように合理化して行くかという論点はさておき、実態が十二分に明らかになっていないのが大問題。この点について各省の方々からも、そして総務省の人事局からお伺いを重ねてしたい」と表明。枝野幸男、細野豪志、馬淵澄夫、川内ひろし、おおさか誠二各衆議院議員が参加した。

 ヒアリングでは、総務省人事・恩給局から「1回目の再就職のあっせんの件数」「2007年度において1回目の再就職あっせんを受け再就職した職員のポストにもともと就いていた国家公務員退職者の再々就職先」「2007年度における勧奨退職者の再就職についての内訳」「各府省等からの再就職者が5代以上続いている独立行政法人・特殊法人・公益法人」「2007年度に1回目の再就職あっせんが確認されたとされているものについての『割愛願い』等」「2008年度における各省庁のあっせん等に関する調査結果」等が示され、内容の説明を受けるとともに、不足するデータに関して追加の資料提示を要請した。

 最後に仙谷座長は「予算委員会の議論が行われてが、この問題の問題提起がされない日はない。国民の関心も高い」として、総務省に対しても前向きな対応を改めて求めるとともに、引き続き前向きに取り組む姿勢を表明した。
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