ニュース
ニュース
2009/02/08
こんな総理はダメだといつ政局変換があってもおかしくない 新潟2区・わしお議員主催の集会で代表




 小沢一郎代表は8日、新潟県新潟市内で開かれた、新潟県第2区のわしお英一郎衆議院議員主催の新春の集いで挨拶し、「何時こんな総理ではダメだと与党内でもそういう動きが起こりかねない。政局の転換があってもおかしくない状態である」として、どんなに遅くても、2009年度予算が成立すれば総選挙が行われるとの見通しを示した。

 小沢代表は挨拶の中で、今日のように世界的な規模での景気後退の時代にあっては結局、官僚は思い切った基本政策の転換はできないし、官僚の仕事ではないと分析した。そのうえで、「これは政治がやらなくてはならない。しかし、官僚の基盤の上におんぶに抱っこ、持ちつ持たれつという中で、政治を進めてきた自民党ではできない」と強調。同時に、今までの政治行政の基本仕組みを変えることは、自民党にとっては自らを否定することになると述べ、「行政の仕組み、統治の仕組みそのものを変えなくては対応することができない、というのが我々の主張である」と主張し、民主党への政権交代こそが国民のための政治を実行することであり、現在の危機に対応した政治に変換できると主張した。

 さらに、先日の予算委員会における、「小泉総理の郵政改革には反対だったが、閣僚だから署名した」という麻生首相の答弁について、「『総理大臣たる人が言う話か』と、与党の中でも皆あきれ返っているかと思う。何時こんな総理ではダメだと与党内でもそういう動きが起こりかねない。政局の転換があってもおかしくない状態である」と指摘。どんなに遅くても、09年度予算が成立すれば総選挙が行われるであろうとの見通しを示した。

 続いて挨拶に立った、わしお衆議院議員は、参集された方々に感謝の辞を述べた後、「各地を一軒、一軒歩くごとに皆さんからの思いをいただく。今の状況を何とかしてほしいという叫び声が私の心に入ってくる。この声を国政に届けたい」と表明した。そのうえで、「この100年、国の中枢にどかっと座る官僚組織だが、国民のための政治をしていない。だからこそ政権交代をしたい。皆さんも政権交代という歴史的動きに参加してほしい」と訴えるとともに、民主党への支持を求めた。
記事を印刷する