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2009/02/10
平成20年度第2次補正予算関連法案への対応を協議 野党4党国対委員長会談




 民主党は10日昼、国会内で共産、社民、国民新党と野党4党国対委員長会談を開催。参議院で審議中の平成20年度第2次補正予算関連3法案と平成21年度本予算案への対応を協議した。

 会談後、山岡賢次国対委員長は会見を行い、第2次補正関連法案を参議院財政金融委員会で審議中にも拘らず、政府・与党が衆議院予算委員会で本予算の審議を委員長職権で強行する手段を取ったことに対して、「参議院で2次補正が審議中だから粛々と進めるべき」との考えから衆議院予算委員会の開会には応じられないとの方針を野党国対委員長会談で確認したことを報告。

 さらに明後日の12日の審議についても、山岡国対委員長は、「参議院での議論をしっかり行い、審議が尽くされれば、12日にも参議院財政金融委員会での2次補正関連法案の採決に応じる方向で審議に臨んでいく」との考えを会談の中で表したことを語った。

 一方で政府・与党側が参議院財政金融委員会で審議を妨害するがの如く、10、12日に予算委員会と本会議を委員長職権で強行に開会しようとする動きに対して、「2次補正予算関連法案の採決をしたくないから、野党が邪魔をして2次補正が成立できないと喧伝し、国民に対して野党が抵抗している形を見せようと極めて姑息な手段を取っている。もう少し与党としての品格と風格を持つべきである」と批判した。

 続いて、報道機関が世論調査を行った麻生内閣の支持率が急落していることについて山岡国対委員長は、「麻生内閣の支持率は危険水域を超えていることはもちろんのこと、それよりも大事なことは国民生活が危険水域に入っていることである」と指摘。内閣支持率が国民生活へ大きく影響している結果であると分析した。さらに山岡国対委員長は、「このままいけば日本は沈没してしまう。一日も早く選挙をやって政権交代を実現し、国民生活を立て直すことが必要」と語った。
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