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2009/02/10
緊急雇用対策本部、東京キャリアアップハローワーク視察




 党緊急雇用対策本部(本部長=菅直人代表代行)は10日午後、東京都新宿区の「東京非正規労働者就労支援センター」(通称:東京キャリアアップハローワーク)を視察、安定した職業に就くことを希望する非正規労働者に対する様々な支援策についてヒアリングした。

 同ハローワークは本年2月初めに、正社員を希望する方を専門に支援する施設として開設された。担当者制によるきめ細かな職業相談・職業紹介に加えて、応募書類の作成指導や面接指導、各種セミナー開催など、様々な形で求職者をサポートしている。

 直嶋正行本部長代行(政策調査会長)、小沢鋭仁事務局長(国民運動委員長)、高山智司、山井和則、階猛各衆議院議員、吉川沙織参議院議員、山口拓東京都議会議員が参加、同ハローワークの概況について説明を受け、個別支援コーナーの見学や求人検索端末の操作などを経験した。

 新宿公共職業安定所と東京労働局の担当者との意見交換の席で、直嶋本部長代行は、本部の活動内容を紹介したうえ、同ハローワークの特徴であるワンストップサービスについて理解を深め、今後の国会活動で取り上げたいという考えを示した。

 参加議員は、ジョブ・カード制度や就職安定資金融資制度の利用状況、2カ月をメドに就職先を決められるようマンツーマンで支援するセンターの体制、職業訓練などについて質問。

 直嶋本部長代行は、日程終了後、記者団に、労働局の中でのワンストップではあるが、それを試行する取り組みに期待する考えを示し、短時間の視察であったが非常に勉強になったと語った。また、雇用契約の内容や履歴書の書き方なども含めて総合的に相談する窓口には効果があるとして、支える人手や予算の問題について行政への働きかけが必要という見解を述べた。

 緊急雇用対策本部は今後、不足するシェルター問題への対応や2次的なセーフティネット構築など、年度末に向けてより深刻になると予想される雇用情勢を踏まえて取り組む予定。
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