ニュース
ニュース
2009/02/16
麻生内閣の支持率急落は国民の不満と不信の表れ 小沢代表
三浦・山口第3区総支部を激励訪問で 


 小沢一郎代表代表は16日昼、山口県宇部市の三浦のぼる・山口県第3区総支部長の事務所を激励のため訪問。その後、記者団に対して、麻生内閣の支持率の急落や全国遊説での感想などを語った。

 はじめに、小沢代表は山口3区総支部への訪問について、「本人も一生懸命朝から晩まで頑張っており、支援者の方やボランティアの方も一生懸命やっているのでとてもいい雰囲気だと思っている」と感想を述べ、「厳しい選挙区だが、国民の皆さん、県民の皆さんが今の政治に不信感を持っているのは山口も例外ではない」との認識を示し、民主党として一丸となって一生懸命頑張ってほしいと語った。

 次に先週末、報道機関で行われた世論調査で麻生内閣の支持率が9・7%と10%を割り込んだことについて、「最初は本人も総選挙という気が、心変わりして、景気対策が一番だと言いながら、結局は右往左往して、迷走して何も決められずに、自ら政治空白を3カ月間作ってしまった」と分析した。

 加えて、小沢代表は08年度2次補正と09年度本予算の審議について触れ、「結局、自分自身で何も決断できない。あるいは確たる政策をもっていない。その都度、その都度発言が変わる。全く国民の皆さんの一般の感覚とちょっとずれている」とたたみ掛け、国民の麻生首相に対する不信感がどんどん強くなっている現状を指摘した。

 また小沢代表は全国を回って感じることとして、「麻生首相への信頼が無くなっているということと同時に、自公政治というものが、いろんな政治・経済の大きな変動期の中で、官僚の上に乗った延長線上でしか政治・行政をやれない」との認識を述べ、本当に国民生活を守る思い切った政策というのが、自民党政治では実行できないということが広くみんなが分かってきたのではないか」との考えを示した。

 それらを踏まえ、「参院選も同様、自民党をずっと支援してきた人たちほど、今の自民党政治に非常に不満と不信を感じているということをどこにいっても強く感じられる」と切り捨てた。

 一方で、地方では民主党の組織力が厳しい部分があるのではないかとの質問にも小沢代表は、「私達は今の政治を変えないといけない、国民生活を守る思い切った政策、こういうことを私達は考えてますということを1人でも多くの人に伝えること」と断言し、国民の中に、大衆の中にはいって、みんなの気持ちを自分でしっかり捉えていく努力をする必要性を強調した。
記事を印刷する