ニュース 2009/02/16 世界に醜態をさらした中川財務相の責任は極めて重いというか恥ずかしい話　山口３区で小沢代表 　小沢一郎代表代表は１６日昼、山口県宇部市内で記者団に対して政府・与党が０９年本予算後補正予算を検討していることや、中川財務相のＧ７でのおかしな発言について語った。 　はじめに政府・与党は０９年度予算成立後のさらに補正を組んで対応するとしていることに対して小沢代表は、「まだ予算の審議中なのだから、もっともっと経済対策しなきゃいけないというなら、今、予算の大規模な組み替えなり、修正なりしてやればよい」と主張。「審議中に次の補正予算というのは本当に筋道の通らない話」と批判した。 　また小沢代表は、「もし政府が今提案している予算では足りないので、組み替えを行い、大型の景気刺激策を提案するなら、中身の賛否は別として、そのこと自体は当然許容する。政府案そのものを変えれば済むこと」と正論を述べ、そうであるならば、民主党としても年度内に予算案があがるように、いたずらな審議引き延ばしは行わないとした。 　そのうえで、「今の総予算が景気対策にはならないと政府自体が言っているようなもの。全くおかしなことだと思う」とあきれた口調で無為無策の政府・与党を批判すると同時に、民主党としても、今の経済の状況をみて、追加的なものも検討してマニフェストのなかで取り入れていくか、別の景気、経済対策として打ち出すか、手法は別としてやって行かなくてはいけないとのビジョンを語った。 　最後に、中川財務相のＧ７でのおかしな発言で中川氏は、「飲んでいた薬が効いたためで、酒は飲んでない」と釈明したことについて、小沢代表は、「国の財政を預かる大臣が国際舞台の中で、あのような、正常な受け答えができないことは、国務大臣、財務大臣としての責任を問われることでもあるし、世界に醜態をさらしたということでもあるので、非常に責任は重いというか、恥ずかしい話だと思う」と指摘。具体的な対応については、幹事長、国対委員長等、衆参で相談することになるとの考えを語った。