2009/02/16
参院財金、衆院予算で納得できる回答がない場合は問責提出へ 中川財務相問題で山岡委員長
|
山岡賢次国会対策委員長は１６日夕、野党国対委員長会談後に国会内で会見し、ローマで行われたＧ７（先進７カ国財務相・中央銀行総裁会議）終了後の記者会見で、ろれつの回らない口調でやりとりした中川財務大臣への対応について協議したことを明らかにした。
山岡国対委員長はまず、民主党としては幹部会を開いて方向性を定め、山口県を訪れている小沢代表にもその方向性を伝えたうえで、野党の国会対策委員長会談に臨んだと経過を説明した。
そのうえで山岡委員長は現状認識として、金融市場は１００年に一度言われる深刻な局面にあり、国民の関心も強く、また、国民生活にも直接結びつくということで、大変重要な国際会議の場であったと分析。そこで「あのような酩酊状態で記者会見をして、それは世界に配信されている。国内からも非難や反響も出ているし、与党内でもこれはひどいという声が出ている」と述べ、同日の衆議院財務金融委員会でもそれが質されたとした。
「飲んだ飲まないもひとつの大きなことだが、あの状態は日本を代表する財務大臣、あるいは政治家の姿として誠にふさわしくない。的確性に欠けるといわざるを得ない」とも指摘し、そういう点で参議院財政金融委員会でも質していくことになると説明。また、明日１７日午後に行われる衆議院予算委員会の集中審議においても質していくと語った。
「そこでわれわれに納得できる回答がないということであれば問責決議案を提出していこう。そのことは予算委員会が終わるまで見極めて、そのうえで改めて国会対策委員長会議を開いて、最終決定をしていく」と表明した。
|
|
|
 |
|
