2009/02/17
中川財務相が潔く進退を決するのと同時に首相の任命権者としての責任を問う 小沢代表
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小沢一郎代表は、17日午後、福岡市のいなとみ修二・福岡県第2区総支部長の事務所を訪問し、スタッフへ激励を行った後、記者団に対して、中川財務・金融担当大臣の辞任発言ならびに麻生首相の任命権者としての責任問題について語った。
はじめに小沢代表は事務所訪問の感想を聞かれ、「どの選挙区も一所懸命いい雰囲気で頑張ってくれていると思う。2区は稲富君にぜひ頑張ってもらって市民の皆さんの支持を得て、必ず当選してもらいたいと思っている」と手ごたえを掴んだ。また、「福岡は九州で最大の拠点であると同時に、我々に対する支持基盤も強い所でもあるから、ぜひ全議席完勝ということで県民の皆さんに期待したいと思う」と抱負を語った。
次に中川大臣が同日の会見で09年予算案と関連法案が衆院を通過した後に辞任する意向を示したことに対して小沢代表は、「中川財務相は日本国の代表として、G7に出席し、世界中に日本の恥をさらすような醜態を演じた。その結果として衆院だけ法案が通ったら辞めると言っているが、参院はどうでも良いのかという話になり、その理屈も変だ」と切り捨てた。
さらに、「自分がしでかした行為を本当に国民の皆さんにお詫びする意味においても潔く進退を決するべきだと思うと同時に、麻生首相はまだ辞めなくても良いと言っているが、それもまた任命権者として首相の問題になると思う」との考えを示した。
加えて小沢代表は、「麻生首相は迅速な経済対策が必要と言っているが、全く何も進まない状態になっている。やはり何よりも経済対策、景気対策といっていた、まさに担当大臣がこの体たらくではどうしようもないし、その部分でも首相の見識は問われるのではないか」と、政策面でも首相の資質に対して失格の烙印を押した。
それらを踏まえ、麻生首相に対する問責決議案の提出についても視野に入れ、検討していくことを示唆した。
最後に中川大臣の辞任による解散・総選挙への影響はあるかとの問いに小沢代表は、「国民の皆さんが本当にあきれ果てて、もう解散・選挙をやったほうが良いという感じになっている。一度主権者たる国民の皆さんの審判を仰ぐべきという時期にもうきている」と早期の解散・総選挙を行うことが、国民生活のためになるとの考えを語った。
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