2009/02/19
不十分な審議で来年度予算案の採決を目論む与党への対応を協議 野党4党国対委員長会談
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民主党は19日午前、国会内で共産、社民、国民新党と野党4党国対委員長会談を開催。09年度本予算案を巡って、衆議院予算委員会での今後の対応について協議を行った。
会談後、山岡賢次国対委員長は会見を行い、09年度本予算案審議の今後の対応について、衆院予算委員会で、同日午後と明日20日午前に分科会を行い、明日の午後には社会保障制度に対する集中審議を行うことになったと説明。
そして、政府・与党はその審議日程を消化した後、麻生首相が訪米する前の23日にも同案を衆院で強引に可決しようと目論んでいることに対して、「審議時間は通常の半分にも満たない。GDP年率換算マイナス12.7%という世界に類を見ない落ち込みをしていることと、同案の補正予算案を出そうとしている動きもあるので、予算の組み替えなどの審議を23、24、25日も使ってしっかり行わなければならない」との考えを語った。
その上で、野党4党として、いたずらに審議時間を延ばすことはしないが、麻生首相の訪米の手土産のために同案を強行採決するようなことには応じられないとの考えで一致したことを述べた。
その結果、政府・与党が分科会の後、委員会採決をするという意図を持って日程を進めていくのであれば、分科会の開会には応じず、野党4党は欠席するとの方針でまとまったことを語った。
なお、引き続き同日昼に、衆院予算委員会理事会で与党側と日程の協議を行った後、野党4党国対委員長会談を再開し、最終的に与党側から23日に同委員会での採決を行わないとの確約が取れず、協議が決裂したため、同日午後からの分科会には野党4党は欠席することとなった。
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