2009/02/25
日米首脳会談「国内で7、8割の信頼を失った首相が有効な交渉ができるはずはない」小沢代表
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小沢一郎代表は25日午前、大阪市で記者団の質問に答えた。大阪の選挙情勢については、「大変厳しいが、徐々に徐々に支持は拡大してきている。この調子なら日常活動を頑張ればいい戦いができると思う」と、現時点での所感を示した。
同日未明に行われた日米首脳会談に関しては、「国内で7、8割の方から信頼を失った首相が有効な交渉ができるはずはないし、また、米国も本気になって麻生首相と話をしたということではないのではないか」と分析。詳しい内容は承知していないがと前置きしたうえで、(オバマ政権が)日本、アジアを重視するなかで麻生首相から要請し、実現しただけで中身はほとんどなかったのではないかとの見方を示した。
また、24日の米軍再編に関連する発言について、米軍基地の削減を目指す考えを表明したものであるかとの確認の問いには、「日本もグローバルな戦略を米国と話し合い、役割を分担し、責任を今まで以上に果たしていかなければならない」と改めて強調。日本に関係する事柄について、安全保障の面で役割を負担していくことで米軍の役割は減ると指摘し、そのことにより、米軍が出動部隊を日本という前線においておく必要はなくなるとの考えを示した。
そのうえで、「どうしても東南アジアには不安定な要因が大きいので米国のプレゼンスは必要。それは概ね第7艦隊の存在で十分ではないか。米軍がひくことによって日本の安全保障、防衛に関連することには日本がその責任を果たしていけばいい」と語った。
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