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2009/03/04
小泉元首相の本会議欠席は正統性がない麻生政権の象徴 簗瀬参院国対委員長が会見で




 簗瀬進参院国会対策委員長は4日午後の定例記者会見で、同日午後に定額給付金の財源を捻出するための法案が出席議員の3分の2以上の賛成で再可決された衆院本会議を小泉元首相が欠席したことに言及。「麻生さんは本音では郵政民営化に反対。議席の3分の2を得た選挙はまさに郵政選挙。その立役者が小泉さん」だったと振り返り、「その人が欠席したことは麻生政権、自民党政権に正統性がないことの象徴」として、改めて批判した。

 また、定額給付金について、干天の慈雨をもじり「干天の霧雨にもならない」と酷評した。

 さらに、今後の参院での予算審議について5、6、9日の3日間は麻生首相出席のもとでの質疑が行われることになったと説明。自民党政権が誤った改革によって日本を危機的な状況に追い込んだことを明らかにし、政権交代の必要性を訴えていくことが、予算委員会でのテーマであるとした。

 同日午前に行われた小沢一郎代表の政治資金規正法違反をめぐる強制調査に関する会見の感想を問われ、「しっかりと説明責任を果たされた」としたうえで、今後も党として国民、党員・サポーターの皆さんに向けてメッセージを発信し、説明していくとした。
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