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2009/03/08
鳩山幹事長、教育・医療で「トークライブ」 石森・栃木1区総支部長と
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鳩山由紀夫幹事長は8日午後、栃木県宇都宮市内で、石森ひさつぐ・栃木県第1区総支部長主催のトークライブ(語る会)に出席、約500名の聴衆を前に党の教育・医療政策を語った。
冒頭の挨拶で、石森総支部長は「国は、2200億円の社会保障費を毎年のように削る。医師や看護師たちは常に訴訟のリスクに駆られ、現場から去っていく。残された医師たちが必死に皆さんの健康と命を守るための戦いをしても、結果的には疲弊し、医療崩壊が進む。こんな日本を、医療を、だれが作ったのかと医療従事者は現場から声を上げてきた」と指摘。自公政権が推し進めてしまった医療崩壊や貧富の二極化を招いた原因である政治を変えると決意表明した。
鳩山幹事長は、挨拶のはじめに、小沢一郎代表の公設第一秘書が、政治資金規正法の虚偽記載容疑で逮捕されたことについてもふれ、従来ならば、役所で行政指導をして、修正で済んできた話だと指摘。民主党を応援してくださる皆さんに多大なご迷惑とご心配をおかけしているとお詫びの言葉を述べた。
また、「この国、麻生政権がこのままで良いわけではない」という一点に、国民の皆さんの気持ちが集約していることが一番重要だと指摘し、「新しい政治を起こす力を、このことによって、一人ひとりの気持ちの中で萎えさせないでほしい」と訴えた。
鳩山幹事長はさらに、政権交代を実現し、理不尽な格差がなくなるような社会を築き上げ、政策や予算配分の在り方について国民との対話の中で優先順位を決めていくと表明。「産みの苦しみを乗り越えなければ政権は獲得できない。『民主党、やってみろ』という気持ちの天の声かとさえ思う」として、国民の皆さんの協力を世直しの原動力にしたいと、党への支援を求めた。
トークライブでは、民主党の少子化対策や教育格差の是正策、医療政策について鳩山幹事長、石森総支部長がそれぞれ意見表明した。鳩山幹事長は教育への投資を増強すべきだという見解を示し、後期高齢者医療制度を廃止すべき理由についても改めて説明した。
石森総支部長は、言語中枢の発達という観点からも5歳位の時期のしつけや教育が大きな意味を持つのではないかと提起し、国力を挙げての教育制度改革の実現を訴えた。また、「医療にかかわる人たちが『志』で現場を支えてきたからこそ、2000年にWHO(世界保健機関)から(日本の医療が)世界一と評価された」と指摘、医療の問題に政治がしっかりと入っていって、健康と命を守る制度を作っていきたいという考えを示した。
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