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2009/03/12
県民が主役となる政治を取り戻そう 千葉県知事選挙推薦候補の出陣式で鳩山幹事長




 鳩山由紀夫幹事長は12日午前、同日告示された千葉県知事選挙で民主党が推薦する候補者応援のため、千葉駅東口で行われた出陣式に参加。集まった約400名の聴衆に対して支援を訴えた。

 はじめに鳩山幹事長は、集まった聴衆に、「同候補者と一緒に千葉を動かしたいという志に燃えている皆様とお会いできてうれしい」と述べ、感謝の意を表した。

 続いて、鳩山幹事長は現在の国政ならびに県政について、「官僚任せにしすぎた結果、天下りをはじめ、税金ののムダ遣いだらけになっている」と指摘。さらに、「税金のムダ遣いを無くすことによって、千葉の未来、さらに日本の未来が切り開ける」とし、ムダのない日本をつくるためには、民間の経営者の感覚を持つ同候補者が知事にふさわしいと訴えた。

 そのうえで鳩山幹事長は、「官僚主導の政治から国民の皆さん、千葉県の皆さんが主役となる政治を今こそ取り戻さなければならない」と述べ、国に頼らず、千葉でできることは全て千葉でやるという地方分権の本質を語るとともに、そのことがまさに千葉県民が主役となる政治を取り戻すことであると訴えた。

 次に鳩山幹事長は小沢代表の西松建設問題に言及し、「多くの皆様にご心配をかけたことをお詫びする」と陳謝する一方、今回の事件に対して、漆間官房副長官の発言や検察の他に前例を見ない異例の捜査手法を例に挙げ、「本来であれば逮捕であるとか、罪に問われるはずないことが起きており、政権交代をさせまいとするさまざまな力が動いている」と一石を投じた。そのうえで鳩山幹事長は、党として政治とカネの問題をさらに透明化させるよう、しっかりとこの問題を解決していくことを誓った。

 最後に鳩山幹事長は、「クリーンでバイタリティーのある政治で、日本そしてこの千葉をつくるためにも皆さんの力で新しい知事を作り上げていきましょう」と力強く訴え、挨拶を終えた。

 なお、出陣式には、福島・社民党党首、亀井・国民新党代表代行、堂本・千葉県知事、黒川・連合千葉会長、大野・市民ネットワーク共同代表らが応援に駆けつけた。
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