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2009/03/12
前例のない強制捜査に多くの国民が疑問を持ち始めている 輿石会長が会見で




 輿石東参院議員会長は、12日午後の定例記者会見で、西松建設の献金問題をめぐる動きと報道ぶりに関して、記者団に語った。

 はじめに、本日の朝日新聞朝刊の「何故、検察の説明責任を求める声がもっと出てこないのか」というコロンビア大学ジェラルド・カーティス教授の記事について、「大変的確な指摘だ」と評し、「日本でも元検事が同じに強制捜査に疑問を投げ掛けているし、私の部屋にもFAX等で(国民からの)意見が来ている」として、多くの国民が前例のない強制捜査の在り方に疑問を持ち始めていることを指摘した。

 この問題が選挙に及ぼす影響について輿石会長は、「影響はたぶんある。しかし、そこを乗り越え、必ず選挙までには理解を得られるという自負がある」と小沢代表のもとに総選挙を戦い抜く意気込みを語った。

 また、漆間官房副長官の答弁について、「3日前のことを記憶にないというのは不思議なことだ」と述べ、来週火曜以降に法務委員会等で徹底追及していく意向を明らかにした。

 最大の課題である雇用問題についても、首切りなどが増える年度末を目前にして、雇用保険の適用など、与野党を超えて救済の手立てを検討する方針を表明した。

 さらに、森元首相の日教組に関する発言について問われると、「コメントに値しない」と改めて述べ、「4〜5年前にも(当時の)小泉総理に、証人喚問や参考人招致されれば、いつでもどこでも説明をすると話したが、その後何も言ってこない」と語った。
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