2009/03/18
【参院本会議】田名部議員、オリンピック東京招致決議案の趣旨を説明
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田名部匡省議員は18日午前の参議院本会議で、民主党・新緑風会・国民新・日本、自由民主党、公明党、改革クラブの各派共同提案「第31回オリンピック競技大会及び第15回パラリンピック競技大会東京招致に関する決議案」について、発議者を代表して趣旨説明を行った。
田名部議員は「オリンピックが世界各国のスポーツを発展させ、スポーツを通じた友情連帯、フェアプレイの精神を培うことで、民族の相互理解や世界平和への貢献をしてきたことはご承知の通りだ」と指摘。日本で開かれた過去3回のオリンピック、1964年の東京夏季大会、1972年の札幌冬季大会、1998年の長野冬季大会について「国民的な盛り上がりの中で大成功を収め、国際親善とスポーツ振興に大きな役割を果たした」という見解を示した。
近年の肥大化や行き過ぎた商業主義の傾向に触れたうえ、二度目の東京夏季大会については、世界平和を希求するオリンピックと位置づけ、スポーツや選手の政治的商業的悪用をつつしみ、経済波及効果や都市基盤整備は結果としてもたらされるものと自覚することが重要だと指摘。
田名部議員はまた、大会関連施設の整備についても、「財政面・環境面を配慮し、将来への負荷を残さない観点から十分検討されなければならない」と述べた。東京都への招致を実現するためには、国内外の人々と真に友好的な関係を作り上げ、国民が心を一つにして招致活動にあたらければならないと認識して必要な活動を推進するよう求めた。
決議案は過半数で可決された。
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