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2009/03/20
千葉から政権交代のうねりを 菅代表代行、市川駅前で訴え
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菅直人代表代行は20日夕、民主党が推薦する千葉県知事選挙候補者応援のため千葉県を訪れ、市川駅前で開催された街頭演説会に参加。千葉県第5区の村越ひろたみ・千葉県第5区総支部長、生方幸夫・同県第6区総支部長とともに駅前に集まった約500人の聴衆に対して「千葉から政権交代へのうねりを」と訴え、民主党へのご支援を求めた。
村越・同県第5区総支部長は、聴衆を見回し「マスクをなさっている方が多いが私も花粉症に悩んでいる」と切り出し、2兆円の定額給付金をばらまくなら花粉症対策など国民生活、景気対策に資する対策に充てるべきだと主張。「国民の皆さんの声をきちんと聞き、暮らしや生活のために役立つよう、税金の使い方を変えていくべき」と説いた。そのうえで、現在2.6兆円の借金を抱える千葉県にとって必要なのは、経営感覚、リーダーシップ、責任感、実行力のある人物だとした。
続いて生方・同6区総支部長は、「千葉から政権交代を確実なものに」と呼びかけ、「これからの知事に必要なのは、(財源を)つけるところにつけ、切るところには切るという決断力だ」と力説。同時に、民主党が政権をとったときには真の地方分権を実現し、大きな権限と財源を移譲すると述べ、それを託すにふさわしい人物を民主党は推薦していると訴えた。
「民主党頑張れ」という熱い声援に包まれるなかマイクを握った菅代表代行は、推薦候補と同じ49歳だった厚生大臣当時を振り返り、薬害エイズ問題を一例として思い切った決断力の重要性を強調。数日前に面談したという蒲島熊本県知事の(1)水俣病の最終解決、(2)川辺川ダム建設の中止――といった取り組みを紹介したうえで、知事の権限の大きさに言及、国の言いなりでなく、県民の皆さんための政策を実行できる力が求められるとして、民主党そうした視点で推薦候補を選び応援していることを明かした。
菅代表代行はまた、政権交代がないことが色々な意味で日本の政治の停滞を招いていると述べ、日本より厳しい経済情勢とも言われる米国が元気なのは、国民の手で政権を代えることができたからだと分析。イラク戦争や行過ぎた新自由主義政策の失敗を、共和党のブッシュ政権から民主党のオバマ政権へと政権交代を実現したことにより、米国民が新たな希望を見出しているからだとの見方を示した。
そのうえで、小泉政権以降安倍、福田、麻生と首相は代わっても自民党政権では、現実認識が甘く後追いの対応しかできず日本は建て直らないと指摘。「全力を挙げてこの難関を突破していく」と政権交代実現に向けて強い決意を表明、千葉から政治を変えていく大きなうねりをつくってほしいと訴えた。
尚、街頭演説会には広中和歌子参院議員も応援に駆けつけた。
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