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2009/03/24
岡田副代表、マレーシア下院議長と金融危機に対するアジアの取り組み等について会談




 岡田克也副代表は24日、パンディカー・アミン下院議長を団長とする超党派のマレーシア下院議員ら一行を迎え、世界を取り巻く金融危機等について意見交換した。田名部匡省参議院議員、中川正春『次の内閣』ネクスト財務大臣、内藤正光国際局副局長、大串博志政策調査会副会長が同席した。

 岡田副代表は、最近、アジアを歴訪してきたことを伝え、経済危機の影響について、「アメリカの過剰消費と言われるなか、アメリカに対する輸出に依存してきた。広い意味では、アジア全体の需要を高めていく、日本・マレーシア間の依存関係を高めていく、そういうことが必要になっていくと思う」と述べた。

 また、岡田副代表が現在のマレーシアの状況を尋ねたのに対してパンディカー・アミン下院議長は、「政府は景気刺激策を示している。過去にも大きな経済危機を経験しており、それらと比べるとそこまでの影響にはならない。2009年、2010年のGDP見通しは横ばいである」と語った。

 中川ネクスト財務大臣は、金融危機等が国民の生活を脅かしているなか、失業者や保険制度に対する緊急対策が重要であること、子育ての支援策や、年金・福祉に対する不安を取り除く措置が必要であること等、民主党の主な主張点を説明した。また、長期的な目標として、輸出に依存しない内需拡大を指摘した。

 マレーシア一行の各議員が紹介され、人民正義党(野党)の議員が挨拶をした際、岡田副代表が、「アンワル・イブラヒム党首が、当時副首相として来日された際、会談する機会を得た。宜しくお伝え下さい」と呼びかけると、一同は友人同士の近況報告のような打ち解けた空気に包まれた。双方は、両国の友好と経済協力を一層強化していくことの重要性を確認し、会談を終えた。
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