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2009/03/28
政権交代が実現したら国民のために税金をつかう 鳩山幹事長、とくら山口4区総支部長




 鳩山由紀夫幹事長は28日午前、山口県下関市で、とくらたかこ・山口県第4区総支部長とともに街頭演説した。国民のための政治の実現に向けて、民主党へのより一層の支援を訴えた。

 とくら総支部長は、「政権交代が実現したら国民のために税金をつかう」と述べ、民主党が掲げる5つの約束にもふれ、「税金のムダ遣いを根絶し、国民生活を立て直す」と力強く表明。後期高齢者医療制度の廃止をはじめ、年金・医療・介護の不安を解消し、自公政権のもとに切り捨てられてきた社会保障制度の充実を図ると約束し、解散・総選挙は平和な日本の再構築を行う大きなチャンスだとしてその意義を強調した。

 鳩山幹事長は冒頭、小沢一郎代表の公設第一秘書の起訴について国民の皆さんにご心配と政治不信を招いたと陳謝したうえで、この秘書が容疑を認めているとする一部報道に言及し、「真実ではない」として、検察のリーク情報をそのまま鵜呑みにして流す報道のあり方を問題視して、「無実を確信している」と語った。

 そのうえで、小沢代表は官僚を知り尽くしている人物であり、国民のための政治の実現に向けて、官僚と戦わなければならないと主張してきた民主党にとって必要な人物だと説明。辛抱強く見守ってほしいと理解を求めた。

 鳩山幹事長はまた、政治の衰退化、たくましさがなくなっている一因として、親の選挙区を子どもが受け継ぐ世襲政治の多さを指摘。自らは4代目である(しかし選挙区は引き継いでいないので世襲ではない)として笑いを誘いながら、とくら総支部長は、二世でもなく、何のしがらみもない国民の目線に立った政治を実現できる人物だと紹介。女性の視点を活かして社会福祉や子育て・教育といった分野を中心に日本のために活躍できるとより一層の支援を訴えた。

 演説後には市内唐戸商店街、市場内を歩き、握手を交わしたり、記念撮影に応じるなど地元市民や観光客らと交流。「頑張って」「何としても政治を変えちょくれ」といった熱いエールを送られた。
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