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2009/03/28
税金の使い方を変え元気な地域づくりに予算をあてていく 幹事長、たかむら山口1区総支部長




 鳩山由紀夫幹事長は28日午後、山口県山口市内の商店街でたかむら勉・山口県第1区総支部長とともに街頭演説した。演説後には地元商店街の方々や買い物客らと握手を交わしたりして交流するなか、「頑張って」「応援しているから」といった民主党への支持の声を受け止めた。

 たかむら総支部長は、多くの買い物客でにぎわうこの商店街も、県内各所で深刻化しているシャッター通りとなってしまう可能性も皆無ではないとして、「そうなってからでは遅い」と切り出し、「地域の暮らしを守っていかなければならない」と、暮らしを守る政治の実現を力強く表明した。

 たかむら総支部長はまた、昨年秋から「あなたが守りたいものを教えてほしい」とアンケートを実施したところ、小児科・産婦人科や保育所が足りないといった地域の悲痛な声が寄せられたと紹介しながら、安心して暮らせるふるさとづくりに懸ける思いを語った。

 そのうえで、自身が先週末に結婚したことを報告、「結婚すると、地域で暮らし、子どもを育てていく」という意識がより一層強く生まれると述べ、安心して子どもが育ち、両親、また祖父母の世代も安心して暮らせる山口にしたいと重ねて強調。同時に、「結婚すると大変」とも述べ、日本人の初婚平均年齢が男女とも2歳近く上がっていることについて、若い世代が地元で暮らし、子どもを生み育てていくためには雇用を創出し、安定した収入を確保できる状況をつくらなければならないと指摘。また、晩婚化、少子高齢化社会を食い止めるには、子育て、教育にかかる費用を国が支援していくべきだとして、民主党が掲げる子ども手当政策などへの理解を求めた。

 たかむら総支部長は、税金の使い方を変えることでその財源を生み出すことができると主張。自民党からのばらまき政策との批判に対して、「未来を担う子どもたちへの投資をばらまきなどという日本にはしたくない。温かい日本をつくりたい」と力説した。

 続いてマイクを握った鳩山幹事長は、小沢一郎代表の公設第一秘書が起訴された問題に言及。ご心配をおかけしたことを謝罪したうえで、小沢代表は政治資金収支報告書を誰よりも詳細に、オープンに公開していたとして、国民の皆さんのショックも大きいが小沢代表自身が一番ショックを受けたのではないかとの見方を示した。

 今回の検察の捜査のあり方への疑念を示す一方、正義を正していくため、民主党として努力する必要があると指摘。官僚主導から国民主導の政治を実現するためには、霞が関を解体する必要があると主張、小沢代表はそのために必要な人物であると続投への理解を求めるとともに、今後も国民の疑問の声には充分に説明していく必要があるとも語った。

 鳩山幹事長は、小沢代表が次世代の人材育成という観点で、中国、米国や貧困層の若者など、多くの若者を長年にわたって日本に招いての草の根交流を積み重ねてきたことも紹介。「民主党は重い十字架を背負ったが、それは正義の十字架であり、その先にある国民のための政治の実現を皆さんの力で実現させてほしい」と民主党への支援を改めて訴えた。
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