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2009/03/31
民主党の経済対策を近く発表し、後半国会も全力を尽くす 平田参院幹事長




 平田健二参院幹事長は24日午後、国会内で定例の記者会見を行い、小沢代表の西松建設献金問題や民主党としての経済対策の発表、後半国会での法案審議の展望などについて記者団に語った。

 はじめに平田参院幹事長は、千葉県知事選挙の結果を受けて、各紙での報道の論調にふれ、「我々にとっては大変耳の痛い記事が多く出ている」と感想を述べた。また、同知事選の結果も含め、小沢代表の進退に関しては、辞任論が高まっている訳ではないとの認識を示すとともに、この問題に関する各報道の世論調査の方法についても、「質問内容に対して疑問を感じるものがあった」と語った。そのうえで、平田参院幹事長は、「我々はこれからも小沢代表を先頭にして政権獲得に向けて全力を尽くす以外にないと思っている」と心情を語った。

 次に今後の国会運営について、「これから一般法案の審議に入っていくわけだが、波風が立たない、メリハリのない国会と予測されるかもしれないが、我々はどの法案についても全力で審議をし、議論を尽くしていく」との考えを表した。

 さらに麻生首相が政府・与党に対して追加経済対策を4月中旬までに策定するように指示したことに対して、「我々としても経済対策を打ち出さなければいけないと政調を中心として議論を進めている」と進捗を報告。近いうちに民主党の経済対策を発表する見通しを示唆した。

 そして平田参院幹事長は、追加経済対策の国会審議について、「現下のような情勢なので、国民生活にとって重要な法案についてはしっかり審議をして無駄な引き延ばしをする必要はない」と述べ、細かい対応については今後協議していく意向を示した。

 最後に後半国会への展望を問われ、「参院民主党会派として重要広範議案と位置付けるのは、消費者庁関連法案、年金の国庫負担率引き上げ法案、ソマリア沖の海上自衛隊派遣の問題を中心に議論を進めていきたい」との見解を語った。
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