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2009/04/03
名古屋市長選勝利に向け河村議員が代議士会で決意表明




 民主党は3日昼、本会議を前に国会内で代議士会を開催。4月12日告示、26日投票で行われる名古屋市長選挙に出馬するため議員辞職する河村たかし議員が挨拶に立ち、お礼と決意を表明した。

 河村たかし議員は、これまでお世話になったと感謝の言葉を述べ、「総理を狙う男、名古屋の総理を狙う」と決意を表明。菅代表代行が代表就任当時、事務局長として小沢一郎代表との初顔合わせの実現に尽力したエピソードを紹介し、「民主党の基軸をつくれたのではないか。ちいとはいいこともやっております」と振り返った。

 河村議員は、中小企業の息子として「庶民革命」をモットーにこれまで政治活動を展開してきたとし、「名古屋の皆さんのおかげでここまで来られた」と述べるとともに、「自民党貴族に対して庶民のための政党であることをはっきりと打ち出し、庶民政党として(みなさん)仲ようやってください」と民主党へのエールを送り、挨拶を締めくくった。

 議員からは「二度と戻って来ないように頑張れ」などと声援が飛び交い、会場は笑いと盛大な拍手に包まれた。

 代議士会ではこのほか、議院運営委員会筆頭理事の玄葉光一郎議員、長妻昭政調会長代理、山岡賢次国会対策委員長がそれぞれ報告。本会議で質問に立つ佐々木隆博議員も挨拶に立ち、「農民議員として、農地法を通して生産手段の農地、農地の上に成り立っているコミュニティというものをしっかり訴えたい」と語った。

 最後に菅代表代行が、「4月は民主党にとって反転攻勢の月」だとして、後半国会を迎えるにあたり、(1)政治資金規正法、(2)景気対策、(3)雇用対策、(4)政治と宗教――の4つの課題を中心に取り組む方針を明示。「民主党が今の社会・政治を変える中心にいるということを国民の皆さんに理解してもらえるよう、気分を新たに頑張ってほしい」と呼びかけた。
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