2009/04/08
羽田最高顧問、鳩山幹事長 欧州議会代表団と面談 民主党の政策を説明
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羽田孜最高顧問と鳩山由紀夫幹事長は8日午後、党本部で、来日中の欧州議会代表団と面談し、民主党の政策や日本の政治の動向について率直に意見を交換した。
冒頭、岩國哲人国際局長が歓迎のあいさつを述べ、ゲオルク・ヤルツェンボウスキー団長(ドイツ、欧州人民党・欧州民主グループ)が、「友人である羽田元総理に迎えていただいて、ありがとうございます」とあいさつした。
羽田最高顧問は「最高のシーズンに来日された」として、東京で桜が満開となるなど、春の美しい季節を迎えている日本への来訪を心から歓迎する意を示した。ヤルツェンボウスキー氏が今度政界を引退することも紹介し、率直な意見交換を促した。
これに関してヤルツェンボウスキー氏は、議員の在職期間については日本と欧州で考え方に違いがあるという見解を示し、「日本では(議員生活18年というと、いよいよ)これからという時だが、私も18年間務めたので引退する」と語った。
ヤルツェンボウスキー氏はそのうえで、民主党が次期衆議院総選挙で勝利する可能性が高いと言われていることに関して、政権が代われば政策がどのように変わるかと質問した。これに対して、鳩山幹事長が「羽田元総理が努力され、EUとの接触が強化されたことに感謝する」と前置きし、現状の中央集権、官僚主権国家から、地域主権、国民主権の国家への転換、外交面での対米追従、対米依存から脱却し、国連中心、アジアの近隣諸国との関係を重視する民主党の政策について説明した。
また、総選挙の動向についての質問に「必ず勝利する」と答え、政権交代への強い意欲を示した。
民主党からは他に、中川正春衆院議員、内藤正光、高橋千秋、白眞勲、ツルネンマルテイ、谷岡郁子各参院議員が出席した。
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