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2009/04/17
年金問題は参議院民主党の原動力 厳しく政府を追及していく 簗瀬参院国対委員長




 簗瀬進参議院国会対策委員長は17日午後、国会内で定例の会見を行い、同日の国対委員長会談での合意事項と、後半国会に臨む民主党の姿勢について語った。

 はじめに簗瀬参院国対委員長は、同日行われた参院国対委員長会談において、来週の本会議は22日に消費者庁設置法案について、24日に国民年金法改正案について質疑を行うことで合意したと報告。両法案とも重要広範議案として、総理入り質疑を行うことになったと説明した。

 また、民主党の議員立法の委員会付託については合意に達しなかったことを明かし、国民に訴える民主党の基本的な政策実現に向け、20日午後に再度国対委員長会談を行うことになったと報告した。

 後半国会の見通しについては、22日に消費者庁設置法案の特別委員会の設置について決議し、その後審議入りのために日程や日数については現場で協議することになること述べた。また国民年金法改正案については、「年金問題は民主党が参議院において第1党になった原動力であり、国民がその取り組みを高く評価してくれた」と改めて説明。そうした観点に基づき、意図的に審議を引き延ばすことはしないが、今までの年金議論の集大成という対応で臨むと表明した。様々な論点ごとに政府を厳しく追及していくことになるため、結果として審議が長くなることもあるとの認識を語った。

 補正予算案の審議についても、重複予算、縦割り行政を前提とした予算、経済対策への分散投入など、国民の貴重な税金である予算に対する政府・与党のいい加減な態度に対して安易な取り組みはしないとして、6月3日までの今国会会期には拘らないことを表明した。
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