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2009/04/20
本当の議会制民主主義の定着は目前。自民党政権を打破し国民のための政治の実現を 北九州で代表
〜総選挙に向けた全国行脚再開のスタートとなる集会で〜





写真上から3番目・岩本つかさ参議院議員
 小沢一郎代表は20日夜、福岡県北九州市内で行われた「参議院議員岩本つかさ桜花の集い」に参加。総選挙に向けた全国行脚再開のスタートとなるこの集会で、政権交代によって官僚政治を打破し、国民のための政治の実現を誓った。

 小沢代表は冒頭、「盛大な集会になった」と語り、会場からあふれんばかりに集まった参加者に対し感謝の言葉を述べた。そのうえで、岩本議員が先の参議院選挙において、憲政史上初となる100万票突破という大きな支持を獲得したことに言及。「政治家は地元で大きな支持があるということは即、その政治家自身の評価に繋がる。(100万票獲得という)その結果によって厚生労働委員長への就任となり、最も国民の関心の深い、生活に密着した仕事を任されたのだと思う」と分析した。

 「岩本議員自身もその力を発揮させるためには、政権をとり、政権党の政治家として、国民の皆さん、地元の皆さんのために活躍することが皆さんのためになる」とも小沢代表は述べ、「そのためには何としても政権交代を成し遂げなければならない。政治を変えなければならない」と強調。会場である北九州の地域においては、おがた林太郎・福岡県第9区総支部長城井たかし・同県第10区総支部長の2人の活躍によって福岡県全体、またそれが九州全体、日本全体における政権交代へ向けたうねりに繋がると信じていると述べた。

 小沢代表はまた、政権交代を主張するのは政権の座に就きたいからではない、との考えを強調。「政治の権力は国民の生活を守るため、主権者たる国民から与えられた権限、権力であり、民主党が掲げる『国民の生活が第一。』とする主張は、権力のあり方、政府、内閣、行政のあり方を国民の皆さんに問うものである」と説明した。
 
 続いて、「15年前、このままでは国民のための政治はできないと政権党である自民党を離党し、国民のサイドに立った政治を、日本に本当の議会制民主主義を定着させなければ日本の将来はないと今日まで頑張ってきた」と振り返り、「皆さんのお力添えによってその願いがもう少しで達成できるところまできた。どんなに先送りしても8月中には行われるだろう解散・総選挙において、長年の権力、自民党政権、それを支えてきた官僚機構、官僚支配を打破することによって、本当に国民のための政治を実現していくことを願っている」と表明。

 自らがそれを実現する使命を担っているとして、その決意を改めて述べるとともに民主党を支援、支持してくださっている参加者に対して重ねての謝意を示し、挨拶を締めくくった。

 集いでは、くすだ大蔵衆院議員(福岡県第5区総支部長)が、100万票を獲得した岩本議員の勇気をもらい、次期解散・総選挙では政権交代を実現させると挨拶。本日が自身の誕生日でもあると明かし、縁起のいいこの日を小沢代表を先頭に戦いに挑む新たなスタートにしたいと話し、北九州を制して政権交代へとつなげていきたいとした。

 おがた・同県第9区総支部長は、政権交代の狼煙を北九州から上げるべく日々努力していると表明。小選挙区で勝利して期待に応えることが役目であるとして、その決意を熱く語った。

 城井・同県第10区総支部長は、支援者の方々から岩本議員の「がむしゃらさ」を学ぶようにとのアドバイスを受けていると述べ、いかなる荒波にも負けず「がむしゃら」に戦っていくと誓った。

 最後に登壇した岩本議員は、政府与党が発表した今年度の補正予算案に言及、3〜5歳の子どもに限り一時的に3万6000円を支給するとする子育て支援を一例に挙げ、将来に何ら資することのない選挙目当のものだと断じ、民主党がかねてから掲げている子ども手当てとの根本的な違いを指摘した。

 また、「国会議員で二度、委員長不信任を提出されたのは歴史的に私一人」だと述べ、厚生労働委員会において国民生活を第一に考え、「年金流用禁止法案」、「後期高齢者医療制度廃止法案」、「雇用対策関連4法案」の3法案を緊急採決したと報告。しかしながら、その他の法案については十分時間をかけ、いいものはいいとして民主的に審議、数多くの法案を成立させたと振り返った。

 岩本議員はまた、小沢代表について「野球で言えば(楽天イーグルス)の野村克也監督。厳しくて優しい先輩」だと評し、国民の皆さん一人ひとりの声を聞くことの大切さを説かれたと紹介。小沢代表が霞が関をぶっ壊すためにいかに必要な人物かを説き、政権交代に向けて団結して戦っていくと結んだ。

 集いにはこのほか、国民新党の自見参議院議員ほか、地元自治体議員が多数参加。政権交代実現に向け、さらなる結束を固めた。
 


写真左からくすだ大蔵衆院議員(福岡県第5区)、おがた林太郎・同県第9区総支部長、城井たかし・同県第10区総支部長
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