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2009/04/21
岡田副代表、前原副代表、ベトナム共産党書記長と友好を確認




 岡田克也副代表、前原誠司副代表は21日午前、来日中のマイン・ベトナム共産党書記長を迎賓館に表敬訪問し、ベトナムとの友好を確認した。吉良州司衆議院議員、長安豊衆議院議員が同席した。

 冒頭、岡田副代表は、マイン書記長らの来日を歓迎するとともに、「先月、本日のメンバーでベトナムを訪問し、ズン首相などとお会いできた。ベトナムは、15年ぶり2度目の訪問であったが、目覚しい発展を見て嬉しかった。ベトナム人は、勤労意欲も高く、強い意思をもって国を発展させようとしているのが確認できた。日本とベトナムがお互い協力して地域に貢献していくべき」と語った。

 マイン書記長は、「ベトナムの国と人に対する大変温かいお言葉をいただき有難い。ベトナムと日本の両国関係は、大変良好に発展してきている。今回のハイレベルの訪日団も、(ベトナム外務大臣の訪日など)一連の相互交流の延長にある。また、本年2月の皇太子殿下のご訪問は、ベトナム国民に大変歓迎され、(日本に対する)良い印象を残した。今後、政治・経済・文化交流の各分野における交流を一層強め、両国関係を発展させていきたい」と、述べた。

 さらに、続けて「長年にわたる日本のベトナムに対する支援を高く評価している。日本の支援は、社会経済の向上、貧困撲滅にも寄与してきた。日本からのODAがより効果的に活用されるよう、腐敗防止の対策も強化している。今後、協力分野を広げていきたい。民主党の理解もお願いしたい」と要望した。

 これに対し、岡田副代表は、「ベトナムにおいて、日本のODAはインフラ整備などの面でまだ貢献できると思う。しかし、書記長が言われたように、ODAは日本国民の税金から拠出されており、効率的に正しく使われるよう私からも重ねてお願いする。私たちは、来る総選挙で政権交代を目指しており、その可能性は高い。民主党政権下においてもベトナムが重要であるとの姿勢は変わらない」と、力強く応じた。

 前原副代表も「今回の訪問を通じて、両国関係の重要性を再認識した」と書記長に語りかけ、一同、両国の交流を深めていくことを固い握手で確認した。
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