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2009/04/22
岡田副代表、スミス・ニュージーランド国会議長一行と会談




 岡田克也副代表は22日午前、ニュージーランド国会のスミス議長ら国会議員団の表敬訪問を党本部で受け、経済危機対応や地球温暖化対策などについて意見交換した。古賀一成、奥村展三、笹木隆三、大串博志各衆院議員が出席した。

 岡田副代表は冒頭、河野衆議院議長の招待で来日中の一行の党本部訪問を歓迎した後、2005年に来日したクラーク首相との会談や、2008年の同国の政権交代などに言及した。

 会談では、経済危機対応に関して活発な意見交換が行われた。岡田副代表はこのなかで補正予算案や経済・貿易政策などについて「経済対策は極めて重要。日本の置かれた状況は深刻だ」と発言し、政府の経済対策について「効果が少ないものが多い」と指摘、選挙を前にしたバラマキ的なものであるという見解を示した。また「おそらく今年は国債の発行額が税収を超えそうだ」として、将来の財政再建への影響を語った。

 また、両国の地球温暖化対策の取り組みについて、岡田副代表は、京都議定書の温室効果ガス削減の約束期間に入っているが、2012年までの達成目標を考慮すると昨年も6%マイナスしなければならなかったが、逆にプラス6%であったことについて「非常に絶望的だが、京都議定書を守れないということがあってはならない」と強調。

 民主党は「2020年には1990年比25%マイナス」という温室効果ガス削減の目標を書き込んだ地球温暖化対策基本法案を近日中にも提出予定であることにも触れ、与党との違いを説明。古賀議員も政治のリーダーシップの必要性を指摘した。

 スミス議長は「丁寧に率直なお考えを聞かせていただいた」と述べ、議員交流を含めて両国の友好関係を一層発展させることを握手で確認。和やかな雰囲気の中で会談は終了した。
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