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2009/04/24
【参院本会議】年金遅延加算金法成立


 民主党が社民、国民新両党と共同で提出し、衆院で厚生労働委員長提出法案となった「厚生年金保険の保険給付及び国民年金の給付の支払の遅延に係る加算金の支給に関する法律案」(略称:年金遅延加算金法案)が24日午前の参院本会議で、辻泰弘厚生労働委員長が委員会での審査経過を報告し、全会一致で可決・成立した。

 同法案は、ねんきん特別便による調査等を通じて年金記録が訂正され、過去に遡って年金が支給されることになった場合、本来の支給日より大幅に遅れて支給されることをかんがみて、本来支給されるべき額の年金が支給された場合と同じ経済的立場に置こうという観点で、物価上昇を勘案し加算金を支給するというもの。

 なお、対象は年金記録の訂正がなされたうえで年金の受給権に係る裁定(裁定の訂正も含む)が行われた場合に支払われる過去分の年金給付となっている。

 提出当初から民主党は、一日も早い被害者救済のため与野党を超えての成立を望んでいた。
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