ニュース
ニュース
2009/04/26
鳩山幹事長、愛媛4区・高橋総支部長と政権交代で国民の声が届く政治の実現を訴える




 鳩山由紀夫幹事長は26日午前、愛媛県宇和島市で高橋英行・愛媛県第4区総支部長が主催する、「地域活性フォーラムin宇和島」に参加。集まった約500名の支持者に国民の声が届く政治を実現するためにも、宇和島から日本を変えようと民主党への大きな支援を訴えた。

 同じく集会に参加した友近聡朗参院議員がはじめに挨拶に立ち、国会での取り組みとして、国の事業を一つずつ精査する事業仕分けについて報告。一般会計88兆円規模で換算すると2.7兆円のムダが生まれてしまうことを指摘。また民主党が参院に提出した高校無償化法案が可決されたことを挙げ、その税金のムダ遣いを教育やスポーツ分野へ優先的に回すことへの重要性を語った。

 そして友近議員は次期総選挙で政権交代を実現しなければ、本当の意味で国民の声が届く政治を実現することはできないとし、若い高橋総支部長と一緒にふるさとに恩返しができる政治をつくりたいと訴え、多くの支援を求めて激励の挨拶を終えた。

 続いて、鳩山幹事長が登壇。二大政党政治の意義について、「保守、革新というイデオロギーでの二大政党ではなく、どちらが国民の意思を反映する政党であるかを競い合うことが大事である」と民主党を立ち上げた初心を述べ、「次期総選挙で必ず政権与党になるためにも高橋総支部長はなくてはならない存在。宇和島を制する者が4区を制する。大きな力を与えて頂きたい」と力強く訴えた。

 次に自民党政治について、小泉政権での弱肉強食政治の結果、地域間の格差、貧富の格差、医療の格差などが生まれたことを、「愛のない政治」と厳しく批判。「政治は社会的に弱い立場に置かれた人たちに光をあてることが使命であり、皆さんの生活を第一に考えることこそが政治である」と本質を説いた。

 そのうえで、麻生政権の追加経済対策に言及し、「結局は選挙目当て、党利党略の政策が並んでいる」と切り捨てた。なかでも子ども手当について、政府は3〜5歳児に対して年間3万6000円を一回限り給付するだけに対して、民主党が打ち出した子ども手当は年間31万2000円を中学卒業まで支給し、少子化に歯止めをかけるための仕組みをつくり変えることを宣言。「一時しのぎの場当たり的な政府案とは違い、国民の皆さんの家計に直接的かつ継続的に支援を行う」と述べ、「どちらが愛のある政治か、国民の心を理解している政治かしっかりと訴えていく」と語った。

 最後に鳩山幹事長は平成13年に起きた、えひめ丸衝突事故について触れ、「改めてお悔やみとご冥福をお祈りする」と語り、宇和島水産高校での献花を行うことを述べ、挨拶を締め括った。

 次に高橋総支部長が挨拶に立ち、「いつまでも暮らしていける南予をつくる」を政策テーマに掲げているが、高速道路などの公共インフラの整備の遅れや依存度の高い特定郵便局の軽視、地方での医師不足に伴う医療格差、わずか1年の業績悪化で10万人以上の派遣労働者が職を失う実態など非常に厳しい立場に置かれていることを指摘。その大きな原因は格差問題にあると述べ、「今の政治は強いものだけが勝ち、弱いものは負け続けるだけでなく切り捨てられる」と自民党政治の責任は大きいとした。

 そして高橋総支部長は、「国会議員は生活者の代表であり、皆さんの声を聞く政治を行うためには、地方から政権交代を起こすしかない」と熱く訴え、更なる支援を求めて決意表明を終えた。
記事を印刷する